オンラインで完結するアプリが流行るわけがない。
これまた、applimから考えた話。
決勝のプレゼンを聞きながら、僕はこんなツイートをしました。
「非日常と日常の扉になるアプリが必要なのかな。 #applim」
簡単に言えば、
「オンラインで完結せずオフラインへ影響するようデザインされた企画(アプリ)が必要」ってことです。
目的はオフラインに置く。
というより、「オンラインで完結するようデザインされたアプリ」
例えば「アプリで遊んで結果がTwitterに投稿されるから拡散して〜」などというアプリなんてものは、
人の心に影響したり、
流行ったりなんてするわけがないと思うんです。
なぜなら、オンラインで完結するコミュニケーションなんてないから。
オンラインで完結する企画なんてないから。
人は、どんなものでも最終的にはオフラインでモノや情報に触れます。
どんなアプリもサイトも、
ディスプレイというデバイスを介し、
オフラインな光によって人にコミュニケーションします。
音もスピーカー・イヤフォンを介して空気の振動によって伝えているため同じ。
オンラインだけなんて、攻殻機動隊やマトリックスの電脳化された世界にならないと無理な話で。
それはそれで興味は大有りではありますが。
そのため、
アプリを企画する際には
「そのアプリがオフラインな環境とどう影響し合うか」を考えておく必要があると思うのです。
そのアプリが使われる時、
スマホはどんな環境で使われているのか。
まさか、好きな人の前なのに、通勤電車内と同じようにスマホでRSSをチェックする人はいないでしょう。
使用される環境によって接し方は必ず変わります。
そのアプリはスマホを縦にして使われるのか横なのか。
起動中にメールが来たら、すぐ切り替えるのか後で読むのか。
どの時間、どのタイミングで使われるのか。
どのような環境の中で使われ、
どのような環境を生み出すのか。
そこまで考え、デザインされたアプリであって初めて、
多くの人に受け入れられ“流行る”と思います。