僕がOB訪問を受けるのは、テニサーだったから。

就職活動が本格化してきましたね。



それに伴って、ありがたいことにOB訪問のオファーがけっこう来るようになりました。
多い時では週3回くらい、ランチを一緒に食べながらお話してます。
(ちなみに僕の就活はこんな感じでした ぼくの就職活動日記 - ぬのむ日記



このOB訪問って、何で引き受けるんでしょう?


自分の会社に入るかもわからないのに、
お金や時間を割いているのは、不思議と言えば不思議。


この理由はきっと人によってそれぞれで、
生まれつきのおせっかい焼きであったり、
学生と話すことで思考が凝り固まってしまうのを防ぐためだったり、
単におしゃべり好きであったり、
学生にドヤ顔したかったり…



「じゃあ僕はなんで引き受けてるんだろう?」
と考えると、
そのルーツは所属していたテニスサークルにあるなー、と思いました。



僕の入っていたサークルは、
特別テニスが強いというわけではない、至って普通のテニサーでした。
(新歓で「アットホームなサークルです」とアピールしているような。)



体育会を経験していないので間違っているかもしれませんが、
サークルというものの最大の特徴は
強制力がゼロであることだと思っています。
(最終的に4つのサークルへ行っていた僕の結論です)


練習やイベントへの参加も、
運営する側の人だって「行きたくないから行かない」という選択がいつだって可能です。
もちろん、重大な作業だったりすると、
その後サークルに行きづらくなることは多いに有り得ますが、
それを含めて「本人の意志でいつでも辞められる」という状態になっていると思います。


ではなぜ大学2年か3年くらいになって、
所謂「執行」と呼ばれる、会長であったりキャプテンであったり合宿係であったりの人達は
それぞれの業務(≠義務)を果たすのか。


僕の理由は、「自分が新入生の時に、先輩が僕たちのために執行の仕事をしてくれていたから」です。


上から受けた恩は、下へ返す。
聞くところによると、体育会系もそうみたいですね。


ただ違うかなーと思うのは、
自由ゆえ、恩を返す義務は無いってことかなと。
実際、執行になり仕切る学年になったらぱったり来ない人もいます。


でもやっぱり、受けた恩をそのままってのは気持ち悪いんです。
「すべきことがある時に、それをせずにはいられない」
…これを僕は「自立」の定義だと思っています。
だから僕は、受けた恩、それ以上をサークルに還元しようという思いでサークルに行っていました。



OB訪問に話を戻します。


僕も、いろんな方にOB訪問をさせて頂きました。


いまいる会社も、
面接期間中はほぼ毎日、
内定してからも、いろんな職種のけっこう上の年次の方にお話を聞きまくってました。


みなさん、嫌な顔せず真摯に対応してくれました。
(Twitterで飛び込みみたいに絡んでお会いして頂いた方も!)



その僕が。
どうしてOB訪問のお願いを断れましょうか。
そんな筋の通らない話はありませんよね。



だから僕はOB訪問を最優先に受けているんだと思います。



んー、
もうひとつあるのは。
OB訪問した学生の内定連絡が自分のことみたいに嬉しいから。


これだけあればOB訪問の報酬として十分でしょう。