ぼくの就職活動日記

僕の周りの人が「ぼくの就職活動日記」と題して
自分の就職活動を振り返るエントリーを書いているので僕も乗ってみようと思います。


ちなみに現時点では3人が書いてます。
どれも秀逸なエントリーなので、みんな見てねー。


・@yuki08595 くん :大崎の日記http://am6.jp/b8kY0r
・@Ka1Re くん :#1852http://d.hatena.ne.jp/ka1re/20101004/1286211260
・@TakumaKudo くん :http://takumakudo.tumblr.com/post/1249364001/evernote



それでは、自分の振り返り開始ーの前に。
まず自分の就活の特徴を列挙しときます。
読むかどうかの参考になれば。



1.秋採用組


春にも他社から内定もらっていたけど、これが一番大きな特徴だと思う。
2011年卒の秋採用だったので、今の会社の内定をもらったのはまだ約1ヶ月前。



2.理系院生だけど文系就職志望


そもそも理系就職・文系就職ってなんやねんっていう気もしますが。イメージで。
推薦使ったり教授の人脈とか微塵も使いませんでした。



3.たいしたことしてない学生生活


就活してると、周りの人が皆「就活で有利そうな学生生活」を送ってることに驚きます。


〜〜に留学していました、学生団体で〜〜、フリーペーパーが〜〜、バックパッカーで〜〜、海外でボランティアを〜〜etcetcetc。


あぁこわいこわい。
一方僕は大学入って5年間サークルで遊び倒していました。
ただ、「上記のような学生団体の活動等の方がサークル活動より優れている・エラい」とは全く思っていません。




それでは、振り返りスタートです。




◇就活の始まり。


僕の就活スタートは6月。


うちの大学向けのインターンの合同説明会でした。
大手のを2〜3社聞いただけな上、私服でしたが、一応のスタートです。
この時は「せっかくの夏だし数週間拘束されるインターンは嫌だな」と完全に舐めきった姿勢。


結局ES出したインターンは3社。
1day1個と長期2個。少ねー。
企業的には玩具2社とテレビ局1社。長期のものは、そこなら時間取られても面白そうだなーと思い応募。


結果は長期は2つとも面接落ち(ただし長期玩具は1dayで参加できることに)
というわけで玩具2社に1dayインターン参加。
両方とも企画考えるグループワークでした。
漠然と「やっぱ企画考えるとかの仕事がいいなー」と漠然と固まり始め。
スキル的に身についたものは得になし。
でもエントリーシートが通ってたので、書くことの方針は定まった感じです。




◇秋にしたこと。


インターンの面接落ちを受けて、面接慣れは絶対必要と考えました。


というわけで、実はこの時期アナウンサー試験を受けてました。笑。


案の定、志望動機的な部分でつまづくんですけどね。
それでもESは通ってて、ESの自信はつきました。
特にある会社に書いた自己PRが(表現として)改心の出来で、その後表現が大事な企業ではベースにしました。
アナウンサーの面接というものが単純に楽しかったしね。


その他の気づきとしては「待ってる間に周りの人と話しまくってた方が面接うまくいく」ということでした。
その後の面接では、全て周りの人に話しかけてました。もう隣の人の笑いを取ろうという感覚で。
どんどん「面接を楽しみにする」工夫を増やしていっていた気がする。


その後は合同説明会的なものにも足を運びました。
他の就活経験者が言うように、ビッグサイトでやってる合同説明会は恐ろしくコストパフォーマンス低いです。おすすめはしません。
でも、一生に一度きりの機会だしお祭り感覚で行ってました。


合説で見出してたお楽しみポイントは、


1.人事の人と話す(むしろ企業の説明は聞いてない)
2.有名な人の講演(めちゃイケ中嶋Pとか)
3.タダで配ってるリポDをめっちゃ飲む


企業と接するという点では、合説で意味があるのは各大学向けのやつぐらいだと思います。
OBOGも来る可能性高いし。
個人的に連絡とってOBOG訪問でもしちゃいましょう。


僕が広告業界と出会ったのはこの時期。大学別の合説。
そこでなんとなく聞きに行った、広告会社の人事の方の、
「素晴らしい・優秀な人が出てくるビジネスを作る使命が広告会社にはある」
っていう言葉がきっかけです。けっこう衝撃だったかな。




◇冬。いよいよはじまる。


いよいよ本格的に採用試験開始です。


結果的に、僕がES出したのは30社ほど。
割合は、テレビ局2割、広告1割、音楽1割、エンタメ企画職4割といった感じ。
企業選びの軸としては、「おもろいことを常に考えて仕事したい」という想いでした。
就活に成功しなさそうな臭いがプンプンしますね。


で、選考を受けていく中で(選考に落ちる中で)、
いろいろ各業界の勉強をしていたんですが、
こと「メディア」について調べている時が最も能動的に、興味持って学べてるなーっと実感しました。


これからずっと一つの業界で仕事するとして、
興味のないことを勉強するのって苦痛ですよね。
仕事を苦痛にはしたくない。
「メディア」というものを常に考えて仕事したい。


そんなことを感が始めた矢先、ある企業から内々定をいただきました。
大手ポータルサイトのエンジニア職でした。




内々定をもらってから。


エンジニア職とは言え、これはメディアに関わる仕事。
メディアの上手い使い方とか未来とか考えることが仕事につながる。


この時点で、他のテレビやら広告やらが全滅していたので、
この会社で働くということに自分の中で納得解を得ることは出来ました。



ただ同時に、


自分がその会社でずっと働くイメージが出来ない
          +
その会社自体、長く勤める人が少ない


という理由で将来的には転職とかするのかなと。
そうであるなら、もっと勉強とかしないとまずいなと想うように。
そんな考えから、2つのCHANGEを自分の生活に加えました。



その1。
ビジコン的な授業に参加。


これまでは、授業は「如何に楽に単位が取れるか」だけで選択していたのですが、
違う専攻の、ウェブを使ったビジネスを毎週チームで考えて発表する授業に参加。
ウェブ系企業に入社してから確実に役立つはずと思いまして。


毎週の課題は大変重いものだったけど、
同じチームだった人はとても優秀でストイックで大変な刺激でした。
最終課題なんて、1位を取るために発表当日午前1時から案をゼロベースで考え直すという…
ちなみにこのチーム、大半の人がapplimに出るようです。



その2。
新しい世界でアルバイト開始。


今まで憧れの対象でしかなかった、テレビに近い世界でアルバイトを開始。
ウェブ業界の勉強というより、違う世に触れることが目的です。
内容は事務仕事とは言え、原稿書いたりアイデア練ったり非常に刺激的。
向かいにはミリオン作家さんが座ってるし。
小さい事務所なので社長との距離も近く(あんまりいないけど)、
社長から非常にタメになる話をいっぱい聞けています。



この時はまだ、秋採用を受けようなどとは微塵も思っていませんでした。



でも、


アルバイト先を訪れる度、


「これでいいのか」って。


「進みたい道はこっちじゃないのか」って、


想いは強くなっていました。




◇秋採用の通知。


そう思っていた中。


確か7月の下旬だったと思う。
ある広告代理店から秋採用のお知らせが届きました。


これは僕の勘違いだったのですが、その企業に例年秋採用が存在することは知ってたんですが
「そんなもん留学から帰ってきた人のための枠だべ」と眼中に無く。


しかしながら、その通知には「デジタル受験」の文字が。


これからの業界では特にデジタル領域に強い人間が不可欠であると。
「テクノロジーとコミュニケーションの両方に興味ある方」に是非応募して欲しい、と。


正直、これを読んだ時に
「これは俺のことじゃないのか」という感覚がありました。


だから、挑戦しよう。
本当に自分向きな受験方法と思うからこそ、もしダメだったら本当に向いてなかったんだと納得できる。
受かるにしても落ちるにしても、
この挑戦は自分が前に進むためには絶対に必要だ、と。
だからこの1社だけ応募しよう、と。



その決意が固まった瞬間から、
後は本当にシンプルに。
トントン拍子でことは進んでいきました。


春にはあれだけ悩んで書いていたエントリーシートもすらすらと筆が進みました。
志望動機は、ただ春から秋までの環境と心情の変化を伝えただけ。
アピールポイントもデジタル受験ということで1点に絞って書くことが出来ました。


筆記試験もビジコン授業で得た知識と丸々合致した内容で。
面接は夢中でよく覚えてませんが、この半年で思ったことを伝えただけでした。




そして、内々定をいただきました。





◇振り返ってみると?


振り返ってみれば、
春の就活と秋の就活では、僕の姿勢や考えは大きく異なっていました。


一度、所謂「就活」から離れることで自分とちゃんと向き合うことが出来たのかもしれません。
本当の自己分析。


自分でも、秋採用については「就活」と言いたくない。
結局は自分のやりたいことやビジネスというものについて真摯に考えただけだから。
“お揃いのスーツ”を着てビッグサイトに長蛇の列をなすような行為とは別次元にあったはず。
KudoTakuma君のブログにある「素直に。」という言葉も正にそうだと思います。



最後に、僕がTwitter上で見て最も感銘を受けた言葉を引用してこの日記を終わろうと思います。
詳細等はTwitter上で気軽に聞いて下さい。

ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。




「私は就活は終えたけど、職探しを終えたつもりはない。」