映画もしドラの感想

もしドラの映画を観たのでその感想など。


僕ともしドラの出会いは…いつだったかな。
確か昨年4月、就活がひと段落したころ。
井の頭線内に額面広告が出始めたあたり。


てっきり中身見る前はラノベかと。
タイトルの巧みさ的な意味でもね。


ところが読んでみたら思考も刺激する青春群像劇。
たしか泣きそうになったはず。いや泣いたか?


そしてその後、著者と縁あっていろいろご一緒させていただいたり。



そんなこともあって、実は小説版は数回読んでいまして。
ストーリーがっつり覚えているのに楽しめるのか?という視点込みで鑑賞しました。
実際既に読んだ方も多いでしょうし。





以下ネタバレ含む。




まず気になったのはファンタジーな演出。
程高の結果からもこの物語にリアリティーを求めるのはナンセンスにしても、
ここで観客との温度差が出てしまいそう。


如何に早い段階で「そういうもの」だと思えるか、ですかね。




そして一番残念だったのが…


僕の好きなエピソードが飛ばされていること!


二階(後任キャプテン)が選手からマネージャーにコンバートされるところや、
朽木(足の早い人)のリード作戦など。


特に二階のエピソードは、
自分が元々運動音痴なため、軽く重ねてしまって一番好きな部分だったんですがー。


アイシールド21で言うところの、
神龍寺ナーガ戦で雪光がトライを決めるシーン。
王城ホワイトナイツ戦で最後に進清十郎を押し込むシーン。
それに通じるものがあります。



以上が映画で気になった点です。


で、総合的に見ると…
小説を読んでいても楽しめる作品だと思います。


ストーリーを知っていても。
高校野球のサクセスストーリーという誰しもが熱中してしまう物語。
余計なノイズから遮断された劇場で125分間の強烈なストーリーテリング


十分に楽しめるし、
十分に泣きそうになりました。



映画ほど「百聞は一見に如かず」が当てはまるものもないと思います。


更に言うなら「百聞は劇場での一見に如かず」ですかね。